大学別受験対策

現役北大生が教える!北海道大学の入試の傾向と対策

こちらのページでは、北海道大学の入試を突破した現役の学生により、入試科目と試験時間・配点、各科目の傾向と対策が記載されています。
北海道大学の入試を受けることを考えている高校生の方々は、現役学生による信憑性の高い情報を活かし、今後の受験勉強に役立てましょう。

以下、入試科目・試験時間・配点等の情報は全て「2022年度入試要綱」より抜粋しています。最新の入試情報は、北海道大学HP等でご確認ください。

北海道大学の入試科目と科目別試験時間

ここでは、北海道大学の入試科目と科目別試験時間をご紹介します。

入試科目とそれぞれの試験時間

国語

  • 総合入試(文系)・文学部・教育学部・法学部・経済学部:120分

数学

  • 総合入試(文系)・文学部・教育学部・法学部・経済学部・医学部保健学科(看護学専攻、作業療法学専攻):90分
  • 総合入試(理系)・医学部医学科・医学部保健学科(放射線技術科学専攻、検査技術科学専攻、理学療法学専攻)・歯学部・獣医学部・水産学部:120分

理科

  • 総合入試(理系)・医学部医学科・医学部保健学科・歯学部・獣医学部・水産学部:150分

地理歴史

  • 総合入試(文系)、文学部:90分

外国語

  • 全学部学科:90分

面接

  • 医学部医学科のみ

北海道大学の学部/学科別の入試科目と配点

以下が各学部・学科の入試科目と配点になります。

総合入試(文系)
  • 国語(国語総合・現代文B・古典B)・・・150点
  • 数学(数I・数A・数II・数B)or 地理歴史(世界史B・日本史B・地理Bから選択)・・・150点
  • 外国語(英語・ドイツ語・フランス語・中国語から1つ選択)・・・150点
総合入試(理系)

○理系数学重点選抜群

  • 理科(「物基・物」・「化基・化」・「生基・生」・「地学基・地学」から2つ選択)・・・100点
  • 数学(数I・数A・数II・数B・数Ⅲ)・・・200点
  • 外国語(英語・ドイツ語・フランス語・中国語から1つ選択)・・・150

 

○理系物理重点選抜群

  • 理科(「物基・物」必須、「化基・化」・「生基・生」・「地学基・地学」から1つ選択、計2科目)・・・100点(物理)+50点(その他)=150点
  • 数学(数I・数A・数II・数B・数Ⅲ)・・・150点
  • 外国語(英語・ドイツ語・フランス語・中国語から1つ選択)・・・150点

 

○理系化学重点選抜群

  • 理科(「化基・化」必須、「物基・物」・「生基・生」・「地学基・地学」から1つ選択、計2科目)・・・100点(物理)+50点(その他)=150点
  • 数学(数I・数A・数II・数B・数Ⅲ)・・・150点
  • 外国語(英語・ドイツ語・フランス語・中国語から1つ選択)・・・150点

 

○理系生物重点選抜群

  • 理科(「生基・生」必須、「物基・物」・「化基・化」・「地学基・地学」から1つ選択、計2科目)・・・100点(物理)+50点(その他)=150点
  • 数学(数I・数A・数II・数B・数Ⅲ)・・・150点
  • 外国語(英語・ドイツ語・フランス語・中国語から1つ選択)・・・150点

 

○理系総合科学選抜

  • 理科(「生基・生」・「物基・物」・「化基・化」・「地学基・地学」から2科目)・・・150点
  • 数学(数I・数A・数II・数B・数Ⅲ)・・・150点
  • 外国語(英語・ドイツ語・フランス語・中国語から1つ選択)・・・150点
文学部
  • 国語(国語総合・現代文B・古典B)・・・150点
  • 数学(数I・数A・数II・数B)or 地理歴史(世界史B・日本史B・地理Bから選択)・・・150点
  • 外国語(英語・ドイツ語・フランス語・中国語から1つ選択)・・・150点
教育学部・法学部・経済学部
  • 数学(数I・数A・数II・数B)・・・150点
  • 外国語(英語・ドイツ語・フランス語・中国語から1つ選択)・・・150点
  • 国語(国語総合・現代文B)・・・150点
医学部医学科
  • 数学(数I・数A・数II・数B・数Ⅲ)・・・150点
  • 外国語(英語・ドイツ語・フランス語・中国語から1つ選択)・・・150点
  • 理科(「物基・物」必須、「化基・化」・「生基・生」から1つ選択、計2科目)・・・150点
  • 面接・・・75点
医学部保健学科(看護学専攻、作業療法学専攻)
  • 数学(数I・数A・数II・数B)・・・150点
  • 外国語(英語・ドイツ語・フランス語・中国語から1つ選択)・・・150点
  • 理科(「生基・生」必須、「物基・物」・「化基・化」」から1つ選択、計2科目)・・・150点
医学部保健学科(看護学専攻、作業療法学専攻 以外)・歯学部・獣医学部・水産学部
  • 数学(数I・数A・数II・数B・数Ⅲ)・・・150点
  • 外国語(英語・ドイツ語・フランス語・中国語から1つ選択)・・・150点
  • 理科(「生基・生」・「物基・物」・「化基・化」」から2つ選択)・・・150点
  • 面接(歯学部のみ)・・・75点

北海道大学の科目別入試傾向と対策

次に、現役の北海道大学の学生の経験から、各科目の入試傾向と対策をお伝えします。高い信憑性に基づく情報をご覧ください。

英語の傾向と対策

傾向

北大の英語は長文が2題、英作文が1題、会話文問題が1題の合計4題から構成されています。 長文問題に関しては毎年若干の変化はありますが、記述式である内容説明問題や、日本語訳、選択式の空欄補充、時系列順の並び替え、内容一致問題などが出題されています。
英作文では長文を読み、解答欄に書かれている、空欄のある英文に文法的意味の合うよう長文の表現を工夫して書き下す問題と、70~100字程度の自由英作文の2種類が出題されます。
会話文問題は長文を読み、要約された文章の空欄に当てはまる語句を選ぶという問題になっています。

対策

北大の英語は4つの長文からの出題に対して、試験時間は90分に設定されています。 どの問題も共通テスト〜Marchレベルで、受験用の英単語帳を覚えていれば分からない単語は見ることは少ないため、時間内に早く正確に解ききることが重要になります。 1つの問題に気を取られ、他の簡単な問題を落とすことのないように日頃からペース配分を意識すると良いでしょう。
出題される問題の種類も豊富なので、北大だけではなく、他の国公立大学の長文を演習することでも十分に対策になります。会話文問題は内容だけでなく、イディオムや品詞の観点からも正解に辿り着けるので、文法事項も重要になります。そのため、文法問題集で勉強することや過去問を解くことも必須です。

文系数学の傾向と対策

傾向

北大の文系数学は大問が4つから構成されており、試験時間は90分となっています。出題傾向として、数学Ⅱ,Bからと確率の出題が多くなっています。特に近年では、微積分を利用した計算が多くなっており、限られた時間で工夫して計算する能力が求められます。大問はさらに小問から構成されており、その小問の回答結果を利用して解き進めていくことが多いです。

対策

北大の文系数学を解き進めていく上で、最も大切になるのは、あっているか分からなくてもとにかく方針や途中式を書くことです。答えがあっていることも大切ですが、「これからこのように問題を解いていきます」「今私はこのように考えています」等の解答方針しっかり採点者に伝える回答を作成しましょう。北大の文系数学は自分が思っているよりも点数がもらえることが多く、自分もその一人でした。もし数値があっているか分からなくても、途中式や方針は欠かさずに書くようにしましょう。対策法としてはチャート式などの網羅系の問題集をこなした後に過去問演習をすると良いです。

理系数学の傾向と対策

傾向

出題範囲はⅠAⅡBⅢで難易度は高くなく、青チャートの問題がしっかりと理解できていれば解ける問題が多いです。 全て記述で大問5題で構成されており制限時間は120分です。出題は満遍なくされており、Ⅰの2次関数とⅢの微分積分の融合問題のように複数の範囲にまたがった問題も出題されます。
数Ⅲの微分積分や数Aの確立と場合の数、数ⅠⅡの図形と式は頻出です。大問内では(1)の答えを利用して(2)を解くといった出題も多いので誘導に乗ると解答しやすくなります。

対策

満遍なく出題されるため苦手を作らないように対策しましょう。難易度は高くないため持っている問題集を完璧に解けるように何度も取り組むと良いです。余裕があれば融合問題の多く載っている問題集などを取り組むと高得点が期待できます。
また、全問記述のためわからなくても途中式や解答の方針を書き、部分点を積極的に狙っていきましょう。時間には比較的余裕があるため計算ミスに気をつけ何度も見直しをしましょう。

国語の傾向と対策

傾向

北大の国語は現代文が2題、古文が1題、漢文が1題の合計4題から構成されています。時間は120分で、十分に対策をしておけば時間的な制約は少ないと思われます。
現代文は2題とも記述問題で、1題目には漢字も出題されます。現代文では主に傍線部を言い換える問題や理由を述べる問題が出題されます。また、文章全体を踏まえて筆者の考えを書く問題も出題されます。
古文は難易度が高く、和歌や古文の背景知識も知っていないと回答するのが難しい問題も出題されます。
漢文は問題文の難易度はそこまで高くないですが、内容説明問題や返り点をつける問題が出題されます。人物関係を的確に把握すること、白文でも句形を理解できる能力が要求されます。

対策

現代文は全て記述形式となっています。内容自体は難易度は高くないですが、読み解く能力だけでなく、自分なりに答えをまとめる能力も要求されます。根拠を全く拾えないことはないので、過去問を解く際には、本文の根拠の拾い方と解答のまとめ方を意識して演習しましょう。
古文の難易度は高く、受験生の間で差がつきにくいです。しかし、短い口語訳の問題も出題されるので古典文法や単語の意味はもちろん、最低限の古文常識も知っておくと内容理解には役立ちます。
漢文は内容説明問題や返り点をつける問題が出題されます。句形を的確に理解し、注釈も使いながら自分で内容を補って読む練習をしましょう。

世界史の傾向と対策

傾向

北大の世界史は大問が3つから構成されており、各大問は小問が6,7つ程から構成されています。試験時間は90分で解答時間には余裕があります。文化史を絡めた難しい問題もありますが、基本的には教科書レベルの典型的な問題が多く、難易度的にはそこまで高くない印象です。
論述問題と穴埋め問題、一問一答型の問題があり、論述問題は具体的な字数制限はありませんが、回答欄が2,3行のものが多くなっています。頻出分野は中国史です、この分野は古代から近代まで幅広く覚えておく必要があります。また、漢字ミスにも注意しましょう。

対策

北大の世界史は典型問題からの出題が多いので、教科書を徹底的に読むことをお勧めします。
その上で、縦の繋がりだけでなく横の繋がりも理解できると良いでしょう。演習をする上では、出来事を覚えるだけでなく、時代背景や因果関係など知識を紐付けしていくと理解が深まります。
論述問題では政治制度、経済状況など幅広く出題されます。演習をする際には北大だけでなく他の国公立大学の問題も解き、自分の苦手な時代、分野を徹底的に潰していくことで合格点に近づくでしょう。
穴埋め問題、一問一答問題は市販の一問一答型の問題集を使い、勉強することで対策になります。難しい問題も中にはありますが、教科書を熟読し、過去問や標準よりやや難し目の問題集をこなすと良いでしょう。

日本史の傾向と対策

対策方法が集まり次第、掲載いたします。

地理の傾向と対策

対策方法が集まり次第、掲載いたします。

化学の傾向と対策

傾向

理論化学、無機化学、有機化学から各2問ずつの計6問で構成されています。解答時間はもう一つの理科の科目と合わせて150分で配分は自由です。出題方式は正誤問題や語句、計算問題、説明問題など典型的なものが多いです。
理論化学では熱化学や物質の構造など、有機化学では構造決定などが頻出です。解答形式は多様で答えの語句のみを記す問題や字数指定の論述問題も出題されます。

対策

全体的に難易度は高いため重要問題集などの難易度の高い問題集にチャレンジして演習量を増やしましょう。また、教科書に少しだけ書かれている語句などを問う問題もあるため教科書の読み込みも有効です。時間配分については過去問演習を行いもう一科目の得点も考慮して決めると良いです。
計算問題では答えのみを回答する問題が多いため途中点がないものが多いです。そのため正確に答えを計算する力が必要です。無機化学の範囲は知識を問うだけの問題もあるので、素早く解き他の問題に時間を用意しましょう。

物理の傾向と対策

傾向

出題は力学、電磁気からは毎年1題ずつ、熱力学と波動からはどちらか1題の3問で構成されています。出題形式は穴埋め形式で答えのみを書く問題や、指定された文字数で説明する論述問題やグラフを作成する問題も出題されます。解答時間はもう一つの理科の科目と合わせて150分で配分は自由です。

対策

熱力学と波動はどちらが出るか予測ができないため4分野満遍なく勉強をする必要があります。難易度は高くはなく良問の風レベルの参考書を完璧に解けるようにしましょう。問題も典型問題が多く問題集に載っている問題と似た問題が出ることが多いです。公式は丸暗記ではなく導出過程を理解すると応用の幅も広がるので一回は目を通しましょう。また、論述問題などの対策として問題における状況や条件を整理して取り組むと良いです。時間配分については過去問演習を行いもう一科目の得点も考慮して決めましょう。

生物の傾向と対策

対策方法が集まり次第、掲載致します。

面接の傾向と対策

対策方法が集まり次第、掲載致します。

現役学生から北海道大学受験生への応援メッセージ

ここまで、現役の北海道大学の学生が、北海道大学の入試傾向・対策をご紹介しました。最後に、現役の北海道大学の学生から、北海道大学受験生へ応援のメッセージがあります!

北海道大学の入試は難易度は高くないが良問が多いと有名です。勉強しっかりと行っていると解ける問題多くあるため日頃の成果が発揮されやすいです。難しい問題集ではなくまずは基礎をしっかりと固めましょう。皆さんの努力が実ることを願っています。

北海道大学の入試傾向は毎年ほとんど変わることがないので、とにかく過去問演習をすることが大切です。受験勉強は決して楽ではなく、時には不安を強く感じることも多いと思います。しかし、それは君だけでなくほとんどの人が感じていることです。最後まで決してあきらめず、合格を自身の手で掴み取ってください。

オンライン東大家庭教師友の会で北海道大学に合格!

オンライン東大家庭教師友の会は、国内最大級である15万人の難関大生家庭教師が在籍する、オンライン家庭教師サービスです。

オンライン指導のため、北海道〜沖縄まで全国どこからでも難関大生による質の高い指導を受けることができます。

北海道大学在籍教師数:504人

(2020/1時点)

無料の資料請求無料の体験授業を実施しておりますので、ぜひお試しください。

新!学習コーチコース!

オンライン東大家庭教師友の会より、新しく「学習コーチコース」がリリースしました!

「そろそろ受験勉強始めなきゃとは思ってるけど、進め方が全然わからない…。」
「この勉強法で本当に合格できるかすごく不安…。」
「一人じゃだらけちゃって、勉強が進まない。」

そんなお悩みに、学習コーチが答えます!
実際に難関大学に合格した先輩が、あなたの学習計画・勉強法にアドバイス!
毎日チャットで勉強の管理も行います!

1週間の無料体験指導も実施しておりますので、ぜひお試しください。

オンライン東大家庭教師友の会が選ばれる3つの理由

国内最大級15万人の難関大生家庭教師が在籍

15万人の難関大生家庭教師の中から、生徒様の得意科目や苦手科目だけでなく性格・相性なども加味して最も適した教師を選定致します!

家庭教師採用率は20%以下の厳しい選考

家庭教師の採用は学力・指導力・コミュニケーション力などを加味した厳しい選考となっており、その採用率は20%以下です!

大学受験との相性が抜群

現役難関大生が自身の受験経験から直接指導するため、よりリアルな受験情報・勉強方法をお伝えすることができます。また、教師は受験の苦労を知っているからこそ寄り添った指導をすることができます。

オンライン東大家庭教師友の会ではオンライン東大家庭教師友の会のサービスがよくわかる無料の資料請求や、入会前に教師をお確かめになれる無料の体験授業を実施しております。

ご質問等でももちろん構いません。お気軽にお問い合わせください。(*首都圏にお住まいの方は対面指導もご希望になれます。)